大人になってから、スマホを置いて過ごしてみた。

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スマホを見ている時間が長いことは、何となく分かっています。

少しだけニュースを見るつもりが、気づけば動画を見ていたり、特に用事もないのに画面を開いていたり。

「今、何を見ようとしてスマホを手に取ったんだろう?」

そう思うこともあります。

しかも、しばらくスマホを見たあとに、何か大事なことをしたような気持ちになるかというと、そうでもありません。

見た内容を覚えていないこともあります。

もしかすると、スマホを使いたいというより、何もしていない時間を埋めたいだけなのかもしれません。

そこで今回は、スマホを完全にやめるのではなく、まずは短い時間だけ置いて過ごしてみることにしました。

スマホを置く前から、少し落ち着かなかった

今回、スマホを置いてみようと思ったのは、夕食後の時間です。

普段なら、何となくスマホを手に取ります。

連絡が来ていないか確認したり、ニュースを見たり、動画を見たり。

特別に見たいものがあるわけではないのに、手が伸びます。

だから今回は、スマホをすぐ手の届く場所に置かず、少し離れたところに置いてみました。

すると、置いた直後から、

「何か通知が来ていないかな」

「ちょっとだけ見てもいいかな」

という気持ちが出てきました。

まだ何も起きていないのに、もうスマホのことを考えています。

その時点で、少しおかしな感じがしました。

最初は、思ったより手持ち無沙汰だった

スマホを置いたからといって、急に有意義なことを始められるわけではありません。

何をすればいいのか、少し分からなくなります。

テレビをつけるほどでもない。

本を読む気分でもない。

かといって、何もせずに座っていると、スマホを取りに行きたくなります。

普段なら、こういう隙間の時間をスマホで埋めていたのだと思います。

待ち時間も、休憩時間も、少し気まずい時間も。

スマホがあれば、何となく時間が過ぎていきます。

でも、スマホがないと、その「何となく」の時間がそのまま残ります。

最初は、その時間を持て余しました。

スマホを置くと、時間が長く感じる

しばらくすると、時間の流れが少し違って感じられました。

スマホを見ているときは、数十分があっという間に過ぎます。

ところが、スマホを置いていると、同じ数十分でも長く感じます。

何か特別なことをしているわけではありません。

部屋の中を少し片づけたり、飲み物を飲んだり、ぼんやりしたり。

それだけです。

でも、普段ならスマホを見て終わっていた時間に、別のことができました。

大きな発見というほどではありません。

ただ、「時間がない」のではなく、「時間を細かくスマホに渡していた」のかもしれないと思いました。

何もしていない時間は、意外と落ち着かない

スマホを置けば、すぐに心が落ち着くと思っていました。

でも、実際はそうでもありませんでした。

静かになると、普段なら気にしていないことが浮かんできます。

明日の仕事のこと。

後回しにしていること。

最近、少し疲れていること。

スマホを見ている間は、そういうことを考えずに済みます。

だからスマホは、単なる便利な道具ではなく、考えたくないことから少し離れるための場所にもなっていたのかもしれません。

もちろん、スマホを見ることが悪いわけではありません。

疲れたときに動画を見ることも、誰かと連絡を取ることも、必要な時間です。

ただ、何となく画面を開いているときまで、本当に自分が望んでいる時間なのかは分かりません。

スマホを置いて分かったこと

今回、スマホを置いてみて分かったのは、

「スマホがなくても平気だった」ということだけではありません。

むしろ、最初は落ち着きませんでした。

何度も手に取りたくなりました。

でも、その落ち着かなさを少し我慢すると、普段は気づかなかった時間が見えてきました。

何もしていない時間。

考えごとをする時間。

少し片づける時間。

ただぼんやりする時間。

そういう時間は、何か成果を出すためには必要ないかもしれません。

でも、毎日すべての時間をスマホや動画で埋めてしまうと、自分が何を感じているのか分からなくなることがあります。

スマホを置くことは、時間を有効に使うためだけではなく、自分の時間を自分の手元に戻すことなのかもしれません。

完全にやめる必要はない

今回のことで、スマホを使わない生活をしようと思ったわけではありません。

スマホは便利ですし、必要な情報も得られます。

連絡を取るためにも使います。

これからも普通に使うと思います。

ただ、何となく手に取る前に、

「今、本当に見たいものがあるのかな?」

と、一度考えてみようと思いました。

そして、毎日ほんの少しでも、スマホを置いて過ごす時間を作ってみようと思います。

最初から長時間やる必要はありません。

15分でもいい。

10分でもいい。

その時間に何かをする必要もありません。

ただ、スマホを置いたとき、自分が何をしたくなるのかを見てみる。

それだけでも、普段の時間の使い方に少し気づけるかもしれません。

あなたは、スマホを置いたら何をするだろう

スマホを置いたら、すぐに別のことを始める人もいると思います。

逆に、何をすればいいのか分からず、落ち着かなくなる人もいるかもしれません。

もしかすると、普段は気づかなかった考えごとが出てくる人もいると思います。

もしよければ、今日のどこかで、スマホを少し離れた場所に置いてみてください。

まずは10分でも構いません。

そのとき、自分は何をしたくなるのか。

何が気になるのか。

そして、スマホを置いた時間を、どんなふうに感じるのか。

スマホを置いたあとに残るものは、暇な時間なのか。
それとも、今まで気づかなかった自分の時間なのか。

少しだけ、試してみてもいいかもしれません。

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